島根県立図書館さんにお呼ばれしまして、図書館とゲームについての研修をしてきました。
準備自体は早めにしてましたが、せっかくなので前日ギリギリまで細かい部分の調整を頑張りました。
今回は、オンラインとオフラインの同時参加でしたが、丁寧に対応をして頂けたおかげで、大きなトラブルもなく出来てありがたかったです。
とはいえ、ついつい私がリアル参加の方に注力してしまい、オンライン参加の方には申し訳なかったです。
図書館でゲームを扱う意義やメリットなどをお伝え出来たかなと思います。
研修講師やゲーム企画は、積極的にやってますので、お気軽にご連絡よろしくお願いします。
(有給を使い切ったので、日程は調整になると思います)
※2023年1月25日追記※
研修のアンケート結果を頂きましたので、追加の疑問点についてお答えしていきます。
①【図書館でのボードゲーム管理で紛失や破損に対してどのようにしていますか?】
1月28日に、実際に貸出しを行っている東葛西図書館さんに色々お聞きする企画がありますので、参加(視聴)して頂けるとわかると思います。
※アーカイブ動画も残します。
②【九州以外の地方での、図書館×ボードゲームの活用例が知りたいです】
・長野県の塩尻市図書館さん、安曇野市図書館さんなどはTRPGの展示企画などをされています。
・同じく大町市図書館さんは貸出しもされています。
・各地の図書館さんで行われており、全ての紹介が難しいのですが、県名+図書館+ボードゲーム で検索しますと、情報が出てくるので楽しいですよ。
・最近では、富山県の砺波市立図書館さんでの活用が話題になっています。
③【イベント時の時間設定はどれくらいにされていますか?】
状況や目的に応じて変わってきますが、最初は2時間くらいからをお勧めします。
例えばですが、スタッフ3人、遊べるボードゲーム4種類でしたら、参加人数を10名程度にして、2時間くらいで設定します。
ゲームを一種類遊ぶのに20分程度として、全て遊ぶのに80分。
当然、効率よくゲームを遊ぶだけではないので、本の紹介(雑談)をしたり、休憩を淹れながら交流すると、ちょうどいいくらい(少しも足りないくらいがベスト)になります。
なお、私の企画での最短は2時間、最長は1日中でした。
④【対象者別のゲーム一覧が欲しいです】
完全に私の個人的な選択ですが、図書館企画で遊ぶ年齢別のオススメを書いておきます。
なお、詳しい遊び方やルールなどは、ゲーム名で動画検索をしますと、大体出てきますので、参考にされてください。
・4~7歳くらい(あくまで目安です)
『虹色のへび』
・小学生、低学年
『スティッキー』
・小学生、高学年
『キャプテンリノ』
・中高生
『犯人は踊る』
『ドメモ』
・一般の方
『カタン』
本当は、小学生には『ナンジャモンジャ』や『おばけキャッチ』なんかも良いなぁとか、100均の『じゃんけんゴリラ』は買いやすいので良いかも。など、色々考え始めるときりがないのですが、購入が容易である&安定して楽しんでもらえる&本と繋げやすい、を基準に選びました。
⑤【「図書館たほいや」をやってみたいです】
こちらのサイトで必要な用紙の印刷やルール説明、事例の紹介をしていますので、参考にされてください。
⑥【ゲームと図書館を繋げる具体的な事例を他にも知りたいです】
こちらのサイトから、私の関わった論文がPDFでダウンロードできますので、参考になると思います。
⑦【TRPGの実例などが見たかったです】
私が司会進行役をして、大学の先生方にTRPGを遊んで貰うシリーズの動画を見て貰うと、実際にどんな風に体験するのか(遊ぶのか)が伝わると思います。
⑧【今回の研修で体験したゲームの名前が知りたいです】
・「ノイ」
ノイ レビュー評価など30件|ボードゲーム情報
・「ペンギンパーティー」
・「スティッキー」
・「ミクロマクロ」
ミクロマクロ:クライムシティ レビュー評価など19件|ボードゲーム情報
・「図書館たほいや」
・「犯人は踊る」
・「じゃんけんゴリラ」
これで全部かと思いますが、漏れがあったらすいません。
⑨【ゲームと本をどう繋げるか、もう少し詳しく聞きたいです】
基本は、ゲームのモチーフに関連した本を紹介して、本とゲームにより興味をもって貰うのを目指しています。
例えば、山登りのゲームを遊んだ時に「ビバーク」という単語が出てきても、中学生や詳しくない人は単語の意味が分かりません。
そんな時に、登山の本で軽く調べて(写真などがあると、よりイメージがわきます)ゲームに戻ると、ゲームも楽しくなります。
以下、具体例を書いていきます(詳しい本とゲームの情報は検索されてください)
・ゲームの「ミッケ」を遊びつつ、絵本の「ミッケ」も展示する。
・ゲームのペンギンパーティを遊びつつ、ゲームの説明書にある詳しいペンギンの紹介と、図鑑を見て貰う。
・ゲームブック「ドラゴンをさがしに」を遊んだ後で、本の『ドラゴンの飼い方』を紹介する。
・ゲーム「刑法ポーカー」を遊んだ後で、本の『おたく六法』『おとめ六法』『こども六法』などを紹介する。
⑩【社会問題をベースにしたボードゲーム作りのお話を詳しく聞きたかったです】
ありがとうございます、図書館での事例ではありませんが、こちらの記事がわかりやすいかと思います。
この企画を図書館で行いまして、その振り返りを動画でしていますので、上記の記事を読んだ後に、以下のサイトで動画を見て頂けますと、全体図がわかるかと思います。
以上で、全ての質問にお答え出来たかと思います。
また、以前に私が筑波大学での新任図書館長研修で答えたQ&Aも紹介しておきますので、何かのお役に立つと嬉しく思います。
こちらの(4)ー②です。