タイトル通りですが、「学童保育におけるボードゲーム活用」の研修講師をさせて頂きました。
(。・∀・)
図書館や小学校などでボードゲームを活用してきた実績から、お話を頂きました。
参加は40名ほどで、みなさん「子供たちの為に!」という情熱が素晴らしく、熱心に聞いて頂きました。
会場に資料も展示しましたが、そちらもしっかり見てくださって嬉しかったです。
90分間の講義でしたが、流れとしては30分話して、残りの60分は実際に遊びながら、ゲーム事のメリットやデメリット、注意点などを解説していきました。
このやり方は、かなり良かったです。
やはり、実際に体験しながらだと実感するので、説得力が増しますし、しっかり伝わりました。
お話しでは、「いっぱい褒めてください」や「ゲームだけ渡して放置は良くないです」など基本的な事をお伝えしつつ、一番大事な「児童教育に関しては皆さんの方が詳しいですので、私の話は参考程度にして、自由にカスタマイズをしてください」とお願いしました。
お話の最後に、「勝ち負けよりも楽しく遊ぶのが大事」という事を伝えてゲーム体験に入りました。
ゲームは
(研修が始まる前にガイスターで遊んでもらいました)
・スティッキー
↓
・キャプテンリノ
↓
ノイ
↓
マジョリティパーティー
↓
ディクシット
の順番で遊びました。
メリット・デメリットを、遊びながら説明していきました。
全ての箇条書きですが、例えばメリットは。
小さい子も遊べる、手先を使う、数がわからなくても遊べる、ルールを多少変えて年齢にあわせることが出来る、数字に親しめる、短時間で遊べる、色々な人の考え方を知ることが出来る、相手のことを考えるようになる、勝ち負けが重要なゲームではないのでモメない、多少パーツが無くなってもゲームが成立する。などです。
(個人的に知育や勉強になる、というのが好きではないので最小限に抑えました)
デメリットは。
勝ち負けがハッキリしてるのでモメる事がある、数字がわからない子は遊べない、色の見分けが難しい子は遊べない、考えて(悩んで)ゲームが止まるときがある、など。
最後に質疑応答でしたが、かなり実践的な質問が多く、先生方が前向きに考えられてて、すぐに取り入れるつもりなのが伝わってきました。
Qどこで買えますか?
ネット通販、「すごろくや」は役場の掛売りにも対応している、リアルショップは熊本には無い、街のツタヤ書店に少しある、ネットで値段が高くなってるのは買わないで。
Q子供が考え込んだら、どれくらい待つといいですか?
考え待ちで無音時間が良く出るので、ゲームごとの小話を用意しておくといい、先ほど私が話したような事(スティッキーの塗料は子供が口に入れても大丈夫とか。本来は子供向けのネタを言うが)で待ち時間を楽しく過ごす、子供の年齢にもよるが経験上2分が限界、どうしたらいいかをヒントを出しつつサポートを、ほぼ答えてしまってもいい、あまりに悩む(わからない)場合は、ゲームが合ってない(年齢とか趣向とか)
一部ですが、こんな感じでした。
体験の途中でゲーマージャンケン(多人数でも短時間で決着がつく方法)をお伝えしたら、先生方がめちゃくちゃ食いついてきて驚きました。
なんか一番聞いてくれた部分な気がします(笑)
後日、別の学童の先生に聞いたら「子ども達が休み時間に遊ぼうと順番決めのジャンケンをしたら、ジャンケンだけで時間がなくなる事がよくあるから」と言われたので、めちゃくちゃ需要があるようでした。
個人的には、みなさんボードゲームを買う気まんまんで、すぐに調べてたのが嬉しかったですね。
公共関係は予算が厳しい&お金をかけないでするのが評価される、という負の側面があるので、ボードゲームを紹介すると「買わなくても自作できそうだね」と言われて悲しくなる事があります。
そのたびに「おめえのところの図書館は、村上春樹の新刊が予約いっぱいで困るから、コピー&手作り製本して貸出すのかよ!」と言いたくなるのを押さえて、やんわり注意したりしてます(泣)
ガイスター見て「ヤクルトの容器で作れるよね」は無いでしょう;;
※今回の皆様は、まったくそういう事も無く素晴らしかったです。
愚痴になってしまいましたが、終わってからも30分ほど色々聞いてくれる先生がいたりと、熱意あふれる本当に素晴らしい先生方でした。
私自身も、きちんと勉強しなおして、自分の経験をまとめ、人に話してアウトプットする事で、成長できたと思いますので、大変実りのある研修講師ができました。
これからも、周りの方に恩返しが出来るように、こういった研修活動も頑張ります!