「本棚のとなりの冒険」第6回:2026年11月号の補足記事
児童図書館研究会の会報誌である『こどもの図書館』の2026年5月号から、ボードゲームに関する連載「本棚のとなりの冒険」を書かせて頂いております。
それに伴いまして、紙面スペースの関係で載せられなかった画像や、追加の情報をブログに書いて、ブログのQRコードを紙面に載せることで【紙面+ブログ】の体制を作り、より詳しい情報を提供したいと考えています。
基本的には、紙面記事の補足になりますので、ブログ単体でこの記事を読むとわかりにくいかもしれません、すいません。
というわけで早速【「本棚のとなりの冒険」2026年11月号の補足情報】を書いていきます。
11月号のオープニング文章で、令和8年熊本地震について書かせて頂きました。
やや暗い文章で申し訳ありませんでしたが、本誌に書いた【前回の地震の時にボドゲと絵本を持って避難所を回った】経験は、今も心に残っていますし、高齢者へのボドゲ体験などで得た知見も、図書館での活動にフィードバックできて、行って良かったなと思っています。
2018年に北海道で地震が起きた時は、避難所にボードゲームを持って行った方がいて、災害時に心の安らぎがって良かったという事でニュースになっていました。
最近の図書館は複合施設が多く、避難所になることも多いので、そういった意味でも図書館にボードゲームがあると良いかもしれません。
さて、補足の解説を書いていこうと思います。
最初に紹介した『クラッシュアイスゲーム』ですが、こんな感じの箱で、見ただけで遊び方が何となく伝わりますね。

ゲームその物はこんな感じです。

ブロックどうしをかませて固定しているのですが、意外と頑丈でなかなか崩れません。
ここでポイントをひとつ!
何回も遊ぶと、ブロック同士が擦れて摩耗していき、あまりカッチリ組めなくなります。
スカスカの状態になってしまうと、すぐに崩れてしまい、ゲームとしての面白さが損なわれてしまいます。
そんな時はブロックに保護フィルムを巻くと厚みが出て摩擦が上がり、くずれにくくなるのでオススメです。



全てのブロックに保護フィルムを巻くと、今度は逆にギチギチになりすぎるので、まずは2~3個に巻いて様子をみてください。
保護フィルムは、本の装備に使うやつですので切れ端などを使ってください。
ちなみに私は「ピッチン」という商品を個人で買って使っていますが、値段も手ごろでネットで買えるのでおすすめです。
※ピッチン画像とURL
保護フィルの話が出たので、ついでにボードゲームの補強のお話も。
図書館の本を装備(補強)するように、ボードゲームも箱を補強しておくと長持ちします。
まず箱の補強ですが、上記のピッチン(もしくは保護フィルム)で装備すると強くなります。
私も幾つかのゲームの箱を補強していますが、かなり強度が上がって良い感じです。
※箱画像
ちょっとだけ装備にコツがいりますが、本の装備とほぼ同じやり方で出来ますので、装備経験者でしたら、普通に出来ると思います。
未経験者や慣れてない方は、以前に私がツイッターで解説してますので、参考にされてください。
https://x.com/librarian03/status/2031202850735534221?s=20
また、このゲームは2~4人用ですが、ハンマーが2つしかないので譲り合っての使用になります。
他のゲームでもある事ですが、子どもたちが「はい、どうぞ」と、次の人に優しく手渡すのを見ると暖かい気持ちになりますね。
(*´꒳`*) ほっこり
次のポイントとして、付属のペンギンの代わりに、推しグッズを使うと中高生などは大変盛り上がります。
基本的には小さい子向けのシンプルなゲームなんですが、中高生の子たちに遊んで貰うときは、小さいフィギュアやアクスタなどをペンギンの代わりに置くことで「うぉぉぉー、絶対落とすわけにはいかねー」と、なぞの盛り上がりをみせます(笑)

他には、対戦でなく「一本橋になるように目指す」など、協力ゲームにする事もできます。

ちょっとした工夫で、対象年齢を広げたり、協力ゲームにしたりなど、幅広い遊び方が出来るゲームです。
次に補足説明をするのは『バウンス・オフ』です。
本紙の文字説明だけだと、どんなゲームかピンとこないかもしれませんので、まず画像をペタリ。
※画像
本紙でもご説明していますが、このタコ焼き機みたいなボードの上に、ワンバウンドさせてボールを乗せていくゲームです。
2チームに分かれて、先にお題となる形を作った方が勝ちになります。
チーム毎にボールの色が違いますが、お題は共通です。
※お題カードとボール画像
チーム戦の面白さとして、例えばお題がこの形だったとして。
※お題カード
青チームがリーチ状態の時に
※リーチ画像
黄色チームがここに入れると、リーチを止めれるわけです。
※止めた画像
相手のリーチを止めるのを優先するのか、自分たちが形を作るのを優先するのか、はたまたリーチを止めつつ、自分たちが完成する形があるのではないかと考えたり、意外と考える事が多く、楽しいゲームです。
他には、チームの人数は非対称でも出来るので。
お兄ちゃんと弟 VS おかさん
お兄ちゃん VS おかあさんと弟
みたいに、実力差があっても調整しやすいのも良いポイントです。
よくボールが机を飛び出ますが、そこも含めて楽しいかなと思います^^
次に補足説明するのは『ブロックス』です。
箱とゲームはこんな感じです。
※画像
カラフルで透明なパーツが綺麗ですが、小さいパーツもあるので幼児が誤って口に入れないようにご注意ください。
本紙も書いたように「シンプルで奥が深い」ゲームですので、特に注意点や補足はないのですが、よく手番(今は誰の順番か)がわからなくなるので、誰も置かない時間が長く続いていたら「今、誰の番でしたっけ?」と確認してください。
結構な確率で「え?今わたしの番?」となっている時がありますので。
ただ、こういった事がおきるのも、遊ぶ人がそれだけ真剣に考えてるという証拠ですので、嬉しいですね。
『ブロックス』は完璧すぎて、あまり補足がないです(笑)
最後に補足説明するのは『ナインタイル』です。
本誌ではスペースの関係上ふれていませんでしたが、『ナインタイル』はバージョン(絵柄)違いが数多くあります。
ゲーム性はすべて同じなのですが、例えば一番オーソドックスなやつは、こういった感じで抽象的な絵柄なんですが。
https://oinkgames.com/ja/games/analog/nine-tiles/
他にも色々なバージョンがあります。
ポケモンバージョン
https://oinkgames.com/ja/games/analog/nine-tiles-pokemon/
ネコバージョン
https://oinkgames.com/en/news/llhlKKQ5H3tjH7dgGj2ZSE/
ミニオンバージョン
https://oinkgames.com/ja/games/analog/nine-tiles-extreme-bello-minions/
ミッキーバージョン
https://oinkgames.com/ja/games/analog/nine-tiles-mickey-and-friends/
他にもサンリオや、マンガ『チェンソーマン』のバージョンなどもあります。
私が持っているのはムーミンバージョンですので、紹介はムーミンバージョンで行っていきます。
繰り返しになりますが、絵柄が違うだけで全てゲーム性は同じですので、好みで選ぶと良いと思います。
私は、ムーミンの本と併せて展示できるかなと思い選びました。
まず、箱とタイルですが、こんな感じです。
※箱&タイル
9枚のタイルが4セット入っており、裏にも絵柄があります。
※画像
こちらがお題カードです。
この絵柄のとおりに並べるとクリア、このカードがもらえます。
かなり沢山ありますが、全てちゃんと完成します。
出来ない絵柄はありません(不思議です)
※画像
通常はこのように、4人に対して1枚のお題カードを出して、早くできた人にカードを渡す。という流れで行いますが、このやり方だと、ずっとカードを貰えない子が出てきます。
ですので私は、4人に対してそれぞれ個別のカードをお題として出し、クリアしたら次のカードを出す。という運用で行っています。
このやり方だと、実力差があってもカードは貰えるので、しょんぼりする事もないです。
もちろん枚数に差は出ますが。
あと、このやり方だと、あまり人と比べて枚数が多い少ないは気にならないようで、みんなただひたすら問題を解いていくという、少し不思議な光景が見れます。
この前、図書館の企画で小学1年生の子たちがひたすら遊んでて、あまりにもずっと遊んでいるので「他のゲームもする?」と聞くも、「これがいい」とホントひたすら遊んでました。
誰かと比べてクリアした枚数が多いとか、そういった事ではなく、純粋にお題どおりにタイルを置けた時の楽しさでやっていたようです。
あとポイントとして、4セットあるけどタイルが混ざったら困るのでは?という心配があると思いますが、ちゃんとタイルのセット毎に固有のマークがあり、混ざってもわかるようになっています。
※画像
小学1年生くらいであれば、一人でも遊べるボドゲですのでおすすめです。