「図書館×ゲーム」活動報告日誌

全国の図書館で、アナログ・デジタルゲームを中心とした様々な企画を行っている格闘系司書の活動を紹介しているブログです。

都内の点字図書館で行われているボードゲーム会に参加してきました。

草場先生(草場純 - Wikipedia)に、点字図書館で40年ほどボードゲーム会が行われているのを聞いて、早速行ってきました。

点字図書館。鎖がぶら下がってるのがカッコいいのですが、何か意味があるっぽいですね。



受付で場所を聞いて、エレベーターで上にあがると表示がありました。

会場入り口。

 

少し早く着いていたので待っていたところ、続々と皆さんが入ってこられました。

自己紹介をすませて、さっそくゲーム開始。

ゲーム風景。

 

弱視の方から、見えない方まで、様々な方がいらっしゃいましたが、カードに点字が打ってあったり、晴眼者がフォローしたりと、特に困ることはなくスムーズにゲームが遊ばれていきました(もちろん、そのあたりも考えられて、ゲームが選定されているようでした)

 

普通に遊んで、すげぇ楽しかったのですが(『カルロ』というゲームが面白すぎて後日購入)同時になんか、めちゃくちゃ感動しました。

上手く言語化できないのですが、みなさんすごく楽しみにして来られてるのが伝わってきて、普通に関係なくみんなで楽しく遊んで、笑って、普通といえば普通のゲーム会なんですが、なんかすごく良かったです。

カードゲームを遊んでます

 

せっかくなので、草場さんに詳しいお話を聞きました。

 

・今回は数年ぶり(5年ぶり?)の開催。コロナになってから中止してたの、久しぶりに出来てよかった。

 

・40年ほど続いている。始めたのは草場さんと、当時に点字図書館に勤めていた方(その後、館長になられて退職。というお話だったと思います)

 

・途中でトミー(現タカラトミー)の星川さんという方が加わり、点字図書館のゲーム会を通じてのフィードバックが、ハンディキャップトイ(と言うそうです。知りませんでした)の開発に繋がったそうです。


おそらくこちらの方かなと思われます。

 

・山札を崩さないようにする器具。

山札が入っている様子。

・アップ

トミーのロゴが見えます。

 

・コマがずれないように、枠が作られている「どうぶつしょうぎ

枠付きの「どうぶつしょうぎ

 

草場さんによると「やってみないと改良ポイントに気づかない、繰り返し遊ぶ事で色々な知見に気づく」との事でした。

また、知見がまとめられていないので、どこかで纏めれると良いですね(私の仕事かな?)

 

点字図書館でのボードゲーム体験は、かなり衝撃を受けたので、別に同人誌とかでまとめたいなと思っています。