福岡の私設図書館さんで「高齢者向けボードゲーム講習会」をおこなってきました。
( ^ω^ )
最初に30分ほどお話をして、残り90分は体験という流れで行いました(いつもの調子で、体験会が盛り上がったのでかなり延長になりましたが(笑))
講習会となってますが、私自身の高齢者とのボードゲーム経験は、熊本地震の時に仮設住宅や避難施設を回ってボードゲームを遊んで貰った経験(10ヶ所程度)くらいしかないので、介護施設などで実際にボードゲームを運用されてる方のブログなどを拝見して勉強したり、紹介させて貰ったりしました。
ボードゲーム好きの方には、あるあるだと思いますが、年齢に関係なく「ボードゲームへの興味や好みは人それぞれ」という大前提があります。
沢山の方にウケるゲームというのは存在しますが【絶対誰でも楽しめるゲーム】というのは無いかなと。
(;^ω^)
私が高齢者の方と遊んだ経験では、「スティッキー」や「キャプテン・リノ」などのバランスゲームを遊んでもらったときに。
「手がうまく動かないので、こういったゲームはちょっと、、、」
という方と。
「良いリハビリになるねー」
と、ガンガン遊ばれる方に分かれました。
ですので、私の拙い経験では「これが高齢者向けボードゲームです」と言うのは難しいかなと思っています。
とりあえず、今回の経験を書いていきますので、事例の1つとして捉えて貰えるとありがたいです。
【遊んでみて】
プレイヤーは、70代半ばの方がお一人で、後は50代〜60代の4人グループです。
※長くなるのでゲームの説明は省略してます、気になる方はググってみてくださいー。
・スティッキー
単純明快、棒倒しゲーム。
上手く抜く事が出来ないのを心配していましたが、問題なく盛り上がって貰えました。
・ノイ
数字を使ったカードゲーム。
こちらも大きな問題はありませんでしたが、ゲームの進行スピードを、ややゆっくりにして、計算をみんなでしました。
ダブルやショットのカード効果は、そのつど
丁寧にご説明しました。
ルールが理解できるように、全体のゲームスピードをゆっくりにして、落ち着いて進めました。
また、これは全般的に気を付けた事ですが、流れについていけなくて(自分だけ理解していないのでは?と思ってしまう)場に迷惑をかけたりしてるのでは?という不安が出ないように、やはりゆっくりのんびり説明しながら行いました。
・ディクシット
人の出した絵を当てるゲーム。
こちらも特に問題なし。
が、同席された方が、ややせっかちで、高齢者の方の選択が確定する前にゲームを進めようとされる場面が多かったので、全体のゲームスピードがゆっくり目になるように調整しました。
高齢者や小さい子が遊ぶときには、いつも以上に全体に配って、不安になってないか?などをみていったほうが良いですね。
大きな問題は無かったですが、ルールの把握に少し時間がかかりました。
また、ブロックを置いた時にきれいにカチッとはめるのが難しいようでしたので、わたしが隣に座って、サポートしました。
長考と順番飛ばしもありましたが、これはブロックスあるあるなので、関係ないかなとw
【まとめ】
バランスゲーム(スティッキーズ)→色を使ったゲーム(ペンギンパーティー)→数字を使ったゲーム(ノイ)→相手の事を考えるゲーム(ディクシット)→戦略ゲーム(ガイスター)、を遊んで貰う事で、ゲームの幅の広さや、色や数字がわからなくても(苦手でも)できるゲームがあると考えておこないましたが、概ね成功だったと思います。
(;^ω^)ほっ。
数字のゲームも、字が大きい方が見やすいだろう。という考えと、ルールがシンプルな方が良いだろう、という考えで、ノイにしました。
比較画像だとわかりやすいですが、同じ数字ゲームでも、ノイは字が大きく見やすいですので。
勝手ながら、今回の高齢者向けボードゲーム研修会にあたり、とまと様(@tomatoman777 )のブログやツイートを参考にさせて頂きました。
凄く助かりました、ありがとうございます。
私のブログも、誰かのお役に立てると嬉しいです。