「図書館×ゲーム」活動報告日誌

全国の図書館で、アナログ・デジタルゲームを中心とした様々な企画を行っている格闘系司書の活動を紹介しているブログです。

福岡 小郡市立図書館での「TRPG×ボードゲーム×図書館」

企画:「TRPG×ボードゲーム×図書館」

日時:2018年8月 

場所:福岡 小郡市立図書館

内容:TRPGとボードーゲームの体験

 

「TRPG×ボードゲーム×図書館」の参加者募集 - 小郡市立図書館

 

今回は、広い会場でTRPGとボードゲームを体験してもらいました。

参加者は合計で50人弱くらいですかね、もう少し多いと嬉しかったですが、逆に考えると余裕のある運営が出来て良かったかなと思います(毎回バタバタするので)

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・TRPGの様子

TRPGの卓は4卓作りました。

クトゥルフ」が2卓に「マギカロギア」が2卓でした。

 

参加者は幅広く、ゲームのベテラン経験者や動画で見た事はあるが遊んだことは無い方、地元の中高生(ゲームは未経験)などに参加してもらいました。

 

また、ゲームのスタッフと参加者は全て女性で、近年高まってきているTRPGの女性人気を感じました。

 

4卓のうち2卓は、シナリオを小郡の伝承と絡ませてもらい、地元の神社が出てくるなど、郷土資料や文化遺産に興味を持ってもらうようにしました。

 

これはかなり面白い効果がありました。

 

・神社など知ってる場所が出てくるのでゲームに入り込みやすい。

・地元の逸話・伝承に興味を持ってくれる。

・TRPGを遊んだあとに、地元の文化財めぐりをすると、より興味を持ってもらえるのでは?という話で関係者が盛り上がる(教育委員会の繋がりで、他の部署への協力要請が必要なので難しそうですが)

 

これも、ゲームの取り仕切りをしてくれた方が、バランスをとりつつ上手くゲームに混ぜ込んでくれたおかげです。

丁寧な進行もあり、みなさん楽しんでくれましたが、ここまで出来る方はなかなかいないので、サポートしてくれるボランティアスタッフに恵まれてます。

 

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ボードゲームの様子

今回はスタッフの数が多く、かなり余裕がありました。

毎回こんな感じだといいのですが、、、。

 

親子連れや小さい子も多かったですが、土地柄かゲームの経験者(愛好家)も多くきて頂きました。

 

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クトゥルフ展示

佐賀で様々なクトゥルフ関係の企画をされているカバル様(@Cthulhu_mania)に、クトゥルフミニ博物館という展示を作ってもらいました。

 

これは説明が難しいのですが、今回遊んだTRPGの原作である「クトゥルフ」という怪奇小説に出てくるアイテムの現物(?)を持って来てもらいました。

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原作の小説を読んだことがある人なら、めちゃくちゃテンションが上がる物ばかりですので、このアイテムを使って読書会をしたいです!

興味のある図書館様、ご連絡をお待ちしていますw

 

・その他の展示

会場が広かったのもあり、過去最高の物量を展示できました。

多分やりすぎw

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 ・その他

小郡図書館の方の情熱が本当にすばらしく、細かい部分まで丁寧に対応して頂き本当にありがたかったです。

やはり担当の方の情熱があると、企画のクオリティが一段階上がりますね。

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ボドゲ企画で交流のあった他の図書館の方が来てくれた&ボドゲ企画に興味のある図書館の方が複数来てくれた。

 

特に最初のヤツは地味に凄く嬉しかったです。

個人的な思いとして「色々な図書館の人たちで交流したら、面白いことがたくさん出来るはず!」と思っているので、みなさんが交流してくれたのは良かったです!

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交流する各図書館のマスコットキャラ。

 

福智町図書館での企画に続いて、かなり大掛かりな企画になったと思います。

これも多くのサポートスタッフのみなさんのおかげです、いつも本当にありがとうございます。

 

このあたりが規模として限界のようですので(若干オーバーしてると感じています)これからは変に規模を大きくしないように気をつけていきます。

 

これ以上は、もう完全に仕事レベルかなと。

 

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格闘系司書

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福岡で学校図書館関係者の方にボードゲームの講座をしました。

企画:学校図書館関係者へのボドゲ講座

日時:2018年8月 

場所:福岡まちライブラリーわくわく

内容:解説しつつボドゲで遊ぶ

 

5人くらい来てくれたらいいかな?と思ってましたが、なんと12名の方にお越しいただいて嬉しかったです!

 

中には遠く長崎から来てくださった方もいらっしゃって、ホントありがたいです。

 

色々な資料を準備しといてよかった。

 

色々なボドゲを体験してもらいつつ、学校や公共図書館での注意点や上手く企画をするコツなどをお伝えしました。

 

みなさん普通に面白かったようで、2時間の予定が4時間ほどになりましたw

 

「図書館危機管理TRPG」も評判がよく、嬉しかったです。

けっこう需要があるようですので、資料を新しく作りつつ、次の機会が来るようにがんばります!

 

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あと、ここは個人で借りれるようなので、福岡でゲーム会するときに使わせてもらおうと思いましたw

値段もリーズナブルでしたので。

 

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小学校でのボードゲーム活動

企画:学童でのボードゲーム活動

日時:2018年3月 

場所:熊本県

内容:放課後学童でのボードゲーム活動

 

色々なゲーム企画をさせてもらっている地元の図書館経由で、県内の小学校からお話をいただきました。

 

時間:放課後の40分間

人数:15~20人

年齢:ほぼ低学年

 

という内容を私と学童のスタッフさんでおこないました。

少し早めに行って、学童のスタッフさん達に簡単なボドゲのルールを説明しました。

 

楽しく遊んでもらえてよかったですが、やはりゲームのルールを知ってるのが私だけという状況では、ルール確認でトラブルが出たりしました(子ども達とスタッフでルールの食い違いが出てしまうなど)

 

・ボブジテン

・キャプテンリノ

・スティッキー

・ガスアウト

・ナンジャモンジャ

もじぴったん

などを遊びました。

 

ボブジテン・もじぴったんは、低学年には難しかったので、少しルールを調整しました。

子供と遊ぶことが多いので、ボブジテンは子供用のボブジテンキッズが欲しいですね。

見かけたら買うつもりなんですが、なかなか売ってなくて。

 

よい経験になったので、これからも呼ばれた学校に行きたいですね。

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福岡県 福智町図書館でのゲーム企画 その3

blog.livedoor.jp

http://blog.livedoor.jp/ravigation/archives/7789013.html企画:ふくちのち GAME DAY

日時:2018年3月 

場所:福岡県 福智町図書館

内容:総合的なゲーム企画

 

ふくちのちさんで、3回目となるゲーム企画です。

毎回パワーアップしてますが、このときはかなり凄かったです。

 

TVゲーム、ボードゲーム、TRPGなど色々なゲームが体験できるコーナーを作り、各所に関連本を展示しました。

 

TRPGコーナーでは、プロ作家でゲームデザイナーである河端ジュン一氏にGM(ゲームの取り仕切り)をして頂きました。

 

詳しくは、当日サポートスタッフとして活躍してくれたラビ吉さんのブログをどうぞ。

多くのゲームと関連本を展示する事が出来たので、かなり楽しかったですね。

 

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熊本 おおづ図書館でのボードゲーム企画

企画:「図書館でボードゲーム

日時:2018年8月 

場所:熊本県 おおづ図書館

内容:ボードゲーム体験

 

図書館でボードゲーム 【8/12(日)】 | イベント情報 | 大津町立 おおづ図書館

 

www.ozu-lib.jp

 

おおず図書館さんでの3回目かな?になるボードゲーム企画です。

 

回数を重ねることに来場者が増えているように感じます。

ありがたい反面、少ないスタッフでは対応が難しくなってきているので、今回から【中高生によるボランティアスタッフ】に手伝ってもらいました。

みんな凄く頑張ってくれました!

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もう少し時間をかけてインストのやり方などを丁寧に教えると、より良くなるので、時間を見つけて伝えたいです(中高生が忙しいので、その時間が難しいのですが)

 

ゆくゆくは、中高生ボランティアにTRPG企画などもやってもらえるようになるよう、のんびり頑張ります。

 

 

以下は、当日の展示です。

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今回から「ゲームで知るバリアフリー」のコーナーも作り、点字を付けたボードゲームを展示しました。

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図書館さんも色々なゲーム関連本を展示してくれました。

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ボードゲームに点字を打ってもらいました。

「ノイ」と「バイバイレミング」というゲームに点字を打って貰ったので、詳しく書いていきます。

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新しい活動をするときに【とりあえずやってみる】というのも大事ですが、【過程や結果を記録し、いつでも誰でもアクセス出来るようにする】というのも大事なので、残しておきます。

 

ですので、良ければ他の図書館の方も、ボドゲ企画などされましたら図書館ブログなどに書いてもらえると参考になるので助かります。

 

1、点字を打ってくれる所を探しました。

地元の社会福祉協議会や詳しそうな人に聞いたところ

 

社協のボランティアグループに依頼する(シール等の必要経費は実費、または道具だけ貸してもらって自分で打つ)

・地元の点字図書館の有料サービスにお願いする。

 

の2つの方法がありましたので、点字図書館の有料サービスにお願いしました。

事前に電話で聞いて、現物を持って直接説明しに行きました。

 

2、期間は1週間ほどで完成しました。

 

3、2つのゲームに点字を打って貰って費用は3050円でした。

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1枚あたり25円とかだったと思います。

(※初めての試みだったので、点字図書館さんも手探りで値段を決めているようでした。同じ内容でも変動する可能性があります)

 

このお値段ですとギリギリ食費を削らなくていいので助かりますw

 

4、打ち方の種類

直接カードに打つ方法と、一旦シール状の物に打ってそれを貼るパターンがありました。

あまり手間をかけてもらうのも申し訳なかったので、直接打ってもらいました。

シールタイプにしたら、その分料金が上がるかもしれませんが不明です。

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5、デメリット

事前の説明で聞いていましたが、厚みが増すので箱に入らなくなりました。

シャッフル(混ぜる)は多少やりにくい程度であまり気になりません。

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こんな感じでした。

もし、他の方がボドゲバリアフリー化をするときに参考なれば嬉しく思います。

 

おこなった理由ですが。

・自分も目が悪くバリアフリーに感心があるので、ゲームをきっかけにバリアフリーという考え方を多くの方に知ってもらいたい。

・図書館でのボードゲーム企画時が増えてきて嬉しいのですが、そろそろ「みんなでワイワイ交流できて楽しいよ、コミュ力が付くよ」以外の魅力の発信をしたい。

があります。

 

もちろん楽しくワイワイが一番大事なんですが、図書館の資料と掛け合わせて社会教育的な意義を発信できると、図書館ボドゲ企画に来てくれた方の、何か人生が豊かになる体験に繋がるかなと思っています。

 

交流のみだと「公民館とかでよくない?なんで図書館でするの?」という意見もあったりしまして。

 

展示作成が間に合えば、8月12日(日)に熊本おおず図書館である「図書館でボードゲーム

図書館でボードゲーム 【8/12(日)】 | イベント情報 | 大津町立 おおづ図書館

のときに「ゲームで知るバリアフリー」の展示コーナーを出したいと思っています。

 

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福岡県 博多工業高等学校図書館での「第1回 図書委員宿泊研修会」

企画:「第1回 図書委員宿泊研修会」

日時:2018年2月

場所:博多工業高等学校図書館

内容:ボードゲームを使ったコミュニケーション研修&FGOを主題としたビブリオバトル

 

 

前回に続いて博多工業高校さんで行わせてもらいました。

  

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ボードゲームを使ったコミュニケーション研修。

 

これは、通常の図書館企画でおこなっている「ボドゲをみんなでワイワイ遊んだら、仲良くなるね」というものから少し進んで「〇〇という効果があるので、そのあたりを意識して遊んで欲しい」と伝えて、具体的な効果(意味)まで考えてもらったうえで遊んでもらいました。

 

使用したのは「ディクシット」「ボブジテン」「人狼」でした。

意識して欲しいところ伝えたうえで遊んでもらったので、生徒のみなさんは楽しみながらも、色々と考えてくれたようです。

 

具体的な効果や、どう伝えたかについては長くなるのでまた別でまとめます~。 

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・FGOを主題としたビブリオバトル

あちこちの学校関係者から「強制的にビブリオバトルをやらされたので嫌いになった生徒が一定数いる」という話を聞いていたので「ちゃんと好きな物(事)を語る楽しさを知って欲しい」という思いでおこないました。

 

参加を迷っていた生徒もいましたが、とにかくハードルを下げて「マンガでも雑誌でもいいよ~」と伝えていたので、わりとすぐに集まってくれました。

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ビブリオバトルで使用した本

 

さすがFGOですね、色々な種類の本が集まり盛り上がりました。

好きな物を語る楽しさを知ってくれて「次は何でもいいので自分の推しを語るやつしたいですね」と言ってくれたのは、嬉しかったですね。

 

なお、終わった後はFGOカルタで盛り上がりましたw

 

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まとめ。

 

嬉しい事に、図書館でのボードゲーム企画は各地で増えてきてますので、そろそろ「図書館でボードゲームすると年齢に関係なく仲良くなって良いよね」「親子、友人間のコミュニケーションツールとして最適です」というわかりやすい価値観から、もう少し踏み込んで(もちろんこういった価値観も大事ですが)具体的にこういう効果があります、社会教育的にこういった意味があります。という風に広げて「図書館でゲームなんて!」という層の人たちにも理解を求めていきたいです。

 

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