※司書の方向けに、図書館で一斉展示をしませんか?というお誘いの内容になります。
長いですが、興味のある方は読んでもらえると嬉しく思います。
『カタシロ』という物語(シナリオ)があります。
〈あらすじ〉
探索者は、目が覚めると病院にいた。
医者が言うには、雷に打たれたらしい。
それ以前の記憶は、失われている。
元々は、みんなで物語を作っていく対話型ゲームのシナリオとして作られました。
若い方に人気の、ディズムさんという方が考えたシナリオで、YouTubeなどではゲームを遊ぶ様子が紹介されています。
さらにその後、【カタシロというシナリオを舞台用に再構成したもの『カタシロ リビルド』】が上演され、こちらも人気になっています。
ゲームで体験できるシナリオは『カタシロ』、舞台として再構成された物は『カタシロ リビルド』という表記になります。
代表的な動画はこちら↓
※ネタバレを含みますので、ゲームから遊びたい方は注意してください。
動画で観たり、ゲームで体験された方はわかるかと思いますが、様々な魅力を含む『カタシロ』という物語(シナリオ)は、図書館と相性が良いと感じています。
例えば、以下のような本を紹介する事で、『カタシロ』が好きな若い方々に、更に深く物語の世界に興味を持って貰えると思っています。
・哲学関係の本
『カタシロ』では、哲学的な問いが重要なポイントとなっています。
・美術関係の本
舞台のパンフレットにも書いてありますが、メインビジュアルは、アルベルト・ジャコメッティの影響を受けています。
ここから、美術に興味を持った方にオススメする本などの展示に繋げられると思います。
・演劇、舞台関係の本やDVD
私の周りだけかもしれませんが、上記のストーリーテリングのゲームが好きな子達は、高確率で演劇部に属しています(主に高校生)
『カタシロ』をきっかけとして、演劇や舞台に興味が出た子達に、色々な資料を紹介できればと考えています。
舞台『カタシロ リビルド』では、名越さんも主演をされています。
名越先生の関連本として、雑誌『潮』2021年8月号では、名越先生が『カタシロ』についての文章を寄稿されています。
・クトゥルフ神話関係の本
元々が、クトゥルフ神話をベースにしたストーリーテリングのゲームなので。
また、『カタシロ リビルド』の舞台を観たり、ゲームを体験して貰えると、色々な資料への繋がりが見えてくると思います。
以上が、一斉展示のモチーフとなる『カタシロ』という、物語の説明になります。
ここからは、じゃあどんな感じで実際に、全国の図書館で一斉展示をするのかな?という部分を説明していきます。
※基本的なイメージとしては、以前おこなった一斉ゲーム展示を、さらに緩くした感じです。
【全国一斉「カタシロ×図書館」展示】の募集
期間:9月~11月の好きな間。
1日だけでも構いませんし、長期間してもらっても大丈夫です。
規模:本1冊と簡単な解説のみのミニ展示、がっつり大きな展示など、規模も自由です。
内容:上記で紹介したジャンルなど、こちらも(ゲームか動画で体験済の司書の方が)自由に展示して貰ってOKですが【ネタバレをしないように】注意してください。
申込:特に条件はなく、展示を作れる司書の方でしたら公共・学校問わずどなたでも大丈夫です、、、、と言いたいところですが、やはり、この物語に感銘を受けた方に作って貰いたいので、動画を視聴するか、ゲームを体験して、展示を作りたい!と思った方に参加して貰えると嬉しいです。
ですので、ゲームとして体験したい方は、お気軽に私のツイッター(@librarian03)までご連絡ください。オンラインで体験できるようセッティングいたします(ルールブックと言われる、関連本が必要になりますが)
また、私のブログやツイッターなどで参加館や展示を紹介したいと考えていますが、館やご自身のお名前を出したくないとかもあると思いますので、そのあたりも自由です。
作者であるディズム様より、展示許可と、一部のイラストの使用許可を頂いておりますので、【全国一斉「カタシロ×図書館」展示】をやってみたい!と思われる司書の方がいらっしゃいましたら、私のツイッターまでご連絡をよろしくお願いします(@librarian03)
※イラストデータのお渡しも出来ますし、ネタバレに対しての注意点などもありますので、参加の場合はご連絡よろしくお願いします。
ちなみにですが、ゲーム関連展示としては許可が難しい場合は、若い方に人気の舞台に関する展示という方向で進めると良いかもしれません。